投稿

長寿研究への挑戦

人間の長寿に関する研究。実際に人を対象として研究していくとなると数十年の月日を費やす途方もない挑戦となります。多くの研究者が二の足を踏む中、アメリカのウィスコンシン大学チームが、ヒトと同じ霊長類のアカゲザルでした。

合計76頭、20年間にわたって飼育したのです。アカゲザルの寿命は20~30年くらいだといいますので、二元の3分の1から4分の1です。それでも、やはり相当に長期間の辛抱を強いられるわけです。研究チームは、サルをふたつのグループに分け、一方にはカロリー制限をせずにエサを食べさせました。もう一方には、30パーセント量を減らして与えるというものでした。

そして、違いが出るのをじっと待ちました。その努力は報われ、2009年に20年間の研究成果が発表されました。カロリー制限しなかったサルは、半分が死んでしまいましたが、カロリー制限したサルは8割が生きています。癌や動脈硬化、糖尿病など老化に関わりあいのある病気に罹患しにくくなっていたのです。

見た目でも、同じ年齢であるのに、カロリー制限したサルの方が若々しく保たれていました。