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オリーブオイル

オリーブオイルとは、オリーブの果実を圧搾して抽出された油です。不飽和脂肪酸であるオレイン酸を豊富に含んでおり、コレステロール値を下げると言われています。より具体的には、悪玉コレステロール値は下げ、しかし善玉コレステロール値は下げないという働きをするのです。その為、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病の予防、改善につながります。また、オレイン酸は胃での滞在時間が飽和脂肪酸に比べて短い事で知られています。胃の中での滞在時間が短いという事は、その分胃酸の分泌が少なくて済むという事が言えます。このため、胃もたれや胸やけなどが少なくなり、胃まわりの疾患の予防、改善に効果的です。「オリーブオイルは身体によい」と取り上げられる事がありますが、その所以の1つと言えるでしょう。また、オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸は、オレイン酸を多く含むオメガ9系に属し、酸化しにくいという特徴を持ちます。抗酸化作用の強いポリフェノールも多く含まれているので、体内の脂肪細胞が増加するのを抑制する働きも持っています。その他、便秘、血圧の低下、乳がん、結腸がん、直腸がん、関節リウマチの予防に有効性があるとされています。オリーブオイルを使用する際、血液を固まりにくくする薬・血糖値を下げる薬などの医薬品を服用している場合に注意が必要となります。